オイラがブログでよく紹介する新東宝の映画たち。
そんな新東宝が倒産。1961年8月31日のことでした。
新東宝は清算会社となり、配給部門は大宝へ、製作部門はNAC(のちの国際放映)とそれぞれが独立します。
では、大宝について。
新東宝倒産の翌日、9月1日から始動したものの、翌年の1月10日には業務を停止してしまった幻の映画会社です。
この4ヶ月弱の間に公開された作品は6本。
このうち、フィルムが現存しDVDまで商品化されたのは大島渚監督、三國連太郎主演の『飼育』のみでした。
2009年には『黒い傷あとのブルース』『黒と赤の花びら』そして『波止場で悪魔が笑うとき』の16mmフィルムが発見されます。
この時点で6本中4本のフィルムの存在が確認されました。
さて、大宝の記念すべき最初の作品となったのが『狂熱の果て』。
出演は星輝美、松原緑郎、藤木孝。
新東宝のプロデューサーだった佐川滉が設立した佐川プロダクションが製作し、おなじく新東宝の助監督であった山際永三が監督した作品。
山際永三の監督デビュー作でもあります。
ながらくフィルムの存在が不明でしたが、山際永三氏自身の執念の調査によりついにその存在が明るみにっ!
今月から3月まで、東京国立近代美術館フィルムセンターで開催中の「発掘された映画たち2018」で上映されることになりました(^^
『狂熱の果て』は2月2日と20日の2回。
これを逃したらいつ観られるか分からない。
もう観ることができないかもしれない。
でも、東京か~遠いな~
オイラの職場は出勤日がシフト制だから、うまく休めるかわからない。
でも、映画一本観るだけとはいえ、休みがとれれば行きたいっ!
後悔はしたくないので、本日からチケットぴあで発売になった前売券は抑えました!!
山際永三監督と聞いて、ピンときた特撮ファンのあなた!
そう!第2期ウルトラシリーズを支えたあの名監督ですよ!!
『帰ってきたウルトラマン』では、レオゴンやプリズ魔といった11月の傑作群を監督。
『ウルトラマンA』ではバキシムやガランの回!
『ウルトラマンタロウ』では第1~3話のオープニング監督に!!
『ウルトラマンレオ』では感動のラスト2話を撮った名監督です。
さらには『恐怖劇場アンバランス』では「仮面の墓場」、『シルバー仮面』ではシャイン星人やピューマ星人の回を撮ってます。
そんな監督のデビュー作が見られる、またとないチャンスだからね~
さぁ、これで大宝作品で未発見のフィルムは『大吉ぼんのう鏡』だけ。
主演は筑波久子…いや『ピラニア』『殺人魚フライングキラー』のプロデューサー・チャコ・ヴァン・リューウェンだっ!!
観てみたいよね~(^^
2月20日、仕事が休めますよ~にっ!!