演じたのはアラカンこと嵐寛壽郎!
この作品は、76 年度芸術祭テレビドラマ部門大賞、テレビ大賞個人賞。さらには、「THE SEIRINDO SHUJIN」というタイトルで、77年国際エミー賞優秀作品賞を受賞するなど海外でも高く評価されました。
エミー賞でのトロフィーと賞状は、現在、長井勝一漫画美術館に展示されています。
草野大悟は、このちょっと前に「ゴジラ対メカゴジラ」でブラックホール第3惑星人を演じましたね。
六月劇場の先輩・岸田森と共演って、なんかすごいね~
ほかにも円谷作品に結構でてる。
1978年の「恐竜戦隊コセイドン」ではコセイドン隊の隊長バンノ・チカラを演じました。
さて、アラカン。
彼の甥といえば、元AV男優の山本竜二。俳優としても、NHKの大河ドラマなど一般作品にも出てますね。
実相寺昭雄監督にも気に入られて、「ラ・ヴァルス」や「ウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説」といった映画にも出てました。
「ウルトラQ ザ・ムービー 星の伝説」では警官役
ちなみに山本さんもインタビューでガロに登場してます。
『ガロ』1996年1月号より
さて、昨日記事にしたビニ本。
自販機本のハナシもちょっとしました。
だいたいエッチなグラビアに、漫画や記事が掲載された体裁でした。
自販機本からは蛭子能収、吾妻ひでお、岡田京子、杉作J太郎、山本直樹、根本敬、桜沢エリカ…
たくさんの漫画家が生まれました。
もちろんこのような体裁のもの以外にも写真集系もありました。
そんな写真集の一冊が「紅い花の伝説」。
ガロ系漫画家を排出した自販機本で、ガロ作品を題材にするというのは必然だったのかもしれませんね。
とわいえ、つげ本人に許可を取ってるわけでもありません。
でも、登場人物は菊地小夜子。そして男の名はマサジ。
小夜子は女子高生という設定です。
ちなみにモデルは無名時代の愛染恭子だったりします。
この本を発行したエルシー企画はのちに、自販機本大手のアリス出版と合併したそうです。
アリス出版から刊行された雑誌『劇画アリス』は、『漫画エロジェニカ』、『漫画大快楽』とともに、三大エロ劇画誌と呼ばれました。
「ガロ」でも特集が組まれたことがありました。
『ガロ』1993年9月号
で、アリス出版といえば…
自販機本からデビューした漫画家を前述しましたが、藤原カムイは漫画家になる前、アリス出版の編集者だったそうです。
カムイ先生は「ウルトラQ」のコミカライズもされてましたね~
そんなカムイ先生。アリス出版で働く前はデザイン会社で、ZELDAなどのインディーズ系アーティストのジャケットデザインなんかもやってたんだとか。
もしかして、コレもカムイ先生?
その後82年にメジャーデビューしたZELDAは、二枚目のアルバム「CARNAVAL」をリリース。
プロデューサーはムーンライダースの白井良明。ゲストにはムーンライダースのリーダー鈴木慶一を迎えました。
鈴木さんもガロに出てますね~
しかも、予想に反して、泉昌之特集に登場(^^
『ガロ』1992年12月号より
友だちの家でオナラしたら身がでちゃったんだって~
泉昌之の「ロボット」みたいだったと…(^^;
そういや、鈴木さんといえば…
昭和31年より約10年にわたり発行された大人向け雑誌「100万人のよる」。
毎回、有名人に持たせて"わたしも読んでます"って感じのコーナーがありました。
力道山も読んでた(^^
で、これの特集本「100万人のよる伝説」全3巻が90年代に出ました。
ここでも、有名人に持たせて例のコーナーを再現してます。
テリーさんや…
鈴木さん(^^
あぁ…どんどん「紅い花」から離れてく…
収拾がつかなくなってきたので、これくらいにします(^^;
日本のサブカルチャーは面白い!ってことだな(^^