今井科学(以下イマイ)のオリジナルシリーズ『ロボダッチ』!
1975年にスタートしたこのシリーズは、タマゴローやロボZなど多くの仲間を生み出し、やがて『カーダッチ』などの兄弟シリーズも誕生しました。
キャラクターデザインは、『サブマリン707』『青の6号』などの小沢さとる先生。
彼の作品のプラモデルが、かつてイマイから出ていた縁もあったのかな?
小沢先生のタマゴロー
77年頃には、ほとんどのロボダッチが出そろいました。
その後展開されたものは、これらのロボダッチを組み合わせたものや、ミニサイズ版、さらにこれをジオラマにしたり、金型を修正したものなど。
80年前半には小沢さとる氏によるコミカライズがも連載が開始されましたが、このころにはすでにキャラクターデザインから手を引いていたようです。
デザインを引き継いだのがアートミック。
『メガゾーン23』や『ガルフォース』などを生み出したアニメ制作会社です。
それまで小沢さんの絵で親しんできたので、いきなり違う画風のタマゴローを見ても違和感しかなかったな~(^^;
やっぱり、小沢さんあってのロボダッチだもんね~
アートミックによる新シリーズ『ビックリダッチ』
子供心にも、まったく興味なかったよ。
その後も細々とロボダッチを発売してきたイマイですが人気はイマイチ。
90年代になると、一旦リセットして『とびだせ! ROBODATCHi』という名前で再スタートを切りますが、これまたいまひとつでした。
90年代後半、バンダイの子会社だったユタカを手を組み、再び『ロボダッチ』が復活。
彩色済みミニサイズのロボダッチが2体。そしてミニマンガが封入されていました。
これは二期に分けて6種づつ、全12種が発売されました。
ミニマンガもVol.6で第1部が完結。7から12が第2部というかたちでした。
というわけで、ユタカ版ロボダッチ第1期全6種です。
もう、絵柄が全然ちがう(^^;
上の小沢版タマゴローを比べてみて~
あぁ…違和感…
内容は先述したように塗装済みキットが2体。
そして、立木大和先生によるコミック。
その後、イマイ単独でミニロボダッチのジオラマセットを発売するも、かつてほどの人気はでず…
ついに2002年イマイは倒産してしました(T_T
ロボダッチの金型は青島文化教材(アオシマ)に引き継がれ、小沢版ロボダッチとして、復活を遂げつつあります(^^