久々に絵本です(^^
以前から気になってたんだけど…
先日、本屋さんでちょっとだけ立ち読みしたら、号泣しそうになったんで、おもわずレジに走っちゃいました~
というわけで「はしれディーゼルきかんしゃ デーデ」です。
文・すとうあさえ、絵・鈴木まもる。
以前、DVDを紹介した機関車のお話です。
東日本大震災直後、道路や鉄道などのライフラインが途絶え、我が家も灯油やガソリンがなくなって、ガソリンスタンドにずいぶん並んだものでした。
東北の太平洋側に燃料を届ける手段は、新潟と福島県郡山を結ぶ磐越西線を使った鉄道輸送だけでした。
そこで活躍したのがディーゼル機関車。
電気で動く電気機関車ではなく、彼等はディーゼルで動くので、電気が途絶えても走ることができます。
かつて磐越西線で活躍し、今は山口県でセメントを運んでいたデーデは突然、電気機関車にひっぱられ新潟へ向かうことに。
そこには大阪の吹田からやってきたゴクもいました。
そして横浜の根岸からやってきた燃料タンクたちも。
たくさんの燃料を引っ張るにはデーデだけではとても無理。
そこでゴクと一緒に2両で引っ張ることになりました。
途中で雨になり、そして雪になりました。
ところが…
震災以降列車が走っていなかった磐越西線の線路にはサビがでていました。そこに雪が追い打ちをかけ、ついにデーデたちは止まってしまいました。
会津若松から応援にやってきたイトが最後尾に連結して押すことになりました。
動いた!
こうして燃料タンクは無事に郡山に着きました。
そして、ここから被災地の各方面へと燃料が運ばれていきました。
このほかにも、全国から集められたたくさんの列車によって、被災地にも次第に燃料が届くようになったですね~
横浜から新潟へは高崎線、上越線を経由して毎日20両のタンクが、新潟から郡山へは毎日2往復の貨物輸送されました。