来月の11月3日で、手塚治虫生誕90周年だそうです。
もう30年経つんだねぇ。
さて、手塚治虫といえば、単行本化の際に描き直すことは有名ですね。
おかげで最近は連載時バージョンの復刻がたくさん見られます(^^;
というわけで『魔神ガロン』の連載時と単行本時との比較をちょこっと。
まず、現在読める単行本。
秋田書店サンデーコミックス版です。
初版は1968年3月!版を重ねて今でも読めるってスゴイっ!!
このサンデーコミックス版の92~93ページ。
羽田空港にガロンが現れるシーンですが…
連載時は4ページに渡っています。
そしてこのサンデーコミックス版の196~197ページ。
タランチュラの飛行船を抱えて持ち上げるシーン。
こちらも2ページですが、連載時は4ページ。
ただし3ページ目はあらすじと登場人物紹介ですが(^^;
こうして見ただけでも、単行本化の際にかなり端折られていますね~
さて、『魔神ガロン』の最初の単行本は1960年7月に発売されました。
全6巻の予定でしたが、残念ながら今回紹介する1巻しか世に出ることはありませんでした(T_T
この1960年版がのちに刊行される単行本の定本となりました。
したがって、現在読めるものはこの1960年版とほぼ変わりありません。
ただし、冒頭部分だけは別っ!!
サンデーコミックス版の4~5ページ。
全集版や文庫版などを含め、現在読めるもののオープニングは2ページ構成。
しかし、1960年版だけは…
3ページ構成なんですね~
しかもカラーっ!!
『魔神ガロン』の連載時バージョンの復刻、いつかなぁ…