『機動戦士ガンダム』の中でもフルCGで作られたMSイグルーシリーズ。
ジオンの第603技術試験隊の活躍を描いたこの作品は、全3シリーズ9話からなりますが、第1シリーズの3話は劇場用作品でした。
といっても上映館が限られていたので、かなりマイナーですね(^^;
といっても上映館が限られていたので、かなりマイナーですね(^^;
映画だから、ちゃんとパンフレットもある(^^
では『機動戦士ガンダム MSイグルー ~1年戦争秘録~』全3本を見ていきます(^^
まずは第1話「大蛇はルウムに消えた」(2004年7月公開)。
第603技術試験隊のオリヴァー・マイ技術中尉と、モニク・キャディラッ特務大尉らは、試験支援艦ヨーツンヘイムに座乗した。
彼等の任務は、試作兵器を実戦で使用し、その評価を報告すること。
宇宙世紀0079年1月4日ジオン公国はブリティッシュ作戦を決行するも、予想した計画通りにいかず、ついに15日にルウム戦役に突入。
ここで、第603技術試験隊は試作艦隊決戦砲ヨルムンガンドを実戦に投入し、その戦果を報告することになっていた。
ここで、第603技術試験隊は試作艦隊決戦砲ヨルムンガンドを実戦に投入し、その戦果を報告することになっていた。
マゼラン級戦艦を一瞬で大破させるほどの威力を発揮するヨルムンガンド。
しかし、シャア・アズナブルを中心とするモビルスーツ隊の登場により、すでに「大艦巨砲主義」は終焉を迎えていた。
ついにヨルムンガンドは大破。
その後の戦いで、ヨルムンガンドの姿を見ることはなかった…
つづいて第2話「遠吠えは落日に染まった」(2004年7月公開)。
ついにジオンの地球降下作戦がはじまった。
ついにジオンの地球降下作戦がはじまった。
オリヴァーとモニクも、コムサイでモビルタンク"ヒルドルブ"を運ぶ。
戦いは泥沼へ。
すでに2年前の試験で不採用と評価された機体だったが、あるものはすべて投入するというところまできていた。
そう!今回の第603技術試験隊の任務はヒルドルブを実戦に使い、やっぱりダメな機体だと実証するためのもの。
そのためには多少の味方の犠牲もやむを得ないという上層部の決定なのだっ!
アリゾナへ降下したコムサイだったが、仲間と思っていたザクに襲われる。
ジオンから奪ったザクに連邦兵が乗り、偽装して待っていたのだ!
ジオンから奪ったザクに連邦兵が乗り、偽装して待っていたのだ!
コムサイから、ソンネン少佐が乗ったヒルドルブが降下。
4機のザク対一台のヒルドルブの戦いがはじまった!
4機のザク対一台のヒルドルブの戦いがはじまった!
戦車タイプから、モビルタイプへ変形。
モノアイが怪しく光る!
モノアイが怪しく光る!
手にしたマシンガンが火を吹く!!
圧倒的は強さで3機のザクを撃破。
しかしキャタピラを損傷したヒルドルブは残りの1機から致命傷をうける。
動けなくなったヒルドルブを後目に、ザクの攻撃はオリヴァーとモニクのコムサイへ。
しかし、息も絶え絶えのソンネン少佐は最後の一発をザクに浴びせる!大破するザク…
しかしキャタピラを損傷したヒルドルブは残りの1機から致命傷をうける。
動けなくなったヒルドルブを後目に、ザクの攻撃はオリヴァーとモニクのコムサイへ。
しかし、息も絶え絶えのソンネン少佐は最後の一発をザクに浴びせる!大破するザク…
最後の力を振り絞ったソンネン少佐もヒルドルブのコックピットで絶命…
のちにザクタンクが実戦配備されたことからも、ヒルドルブの戦果は多少は評価されたのかもしれませんね~
第3話「軌道上に幻影は疾る」(2004年11月公開)。
新型モビルスーツ EMS-10ヅダ!
新型モビルスーツ EMS-10ヅダ!
パイロットのデュバル少佐とともに、プロパガンダの題材として広く宣伝されていた。
そんなヅダだが、かつてEMS-04と呼ばれていたころ重大な欠陥が見つかりザクIに競争で敗れた未採用となった経緯があった。
その後改良を加えて、蘇ったヅダだったが最終運用試験で1機のヅダが暴走し空中分解してしまう。
実はヅダはEMS-04からまったく変わっていなかったのだ。
プロパガンダのために改良された新型として紹介されただけで、過去の機体のままだった。
そのとき、地球では連邦のオデッサ作戦により、ジオンの地球での計画は失敗。宇宙へ次々に脱出する仲間を救援する命令が入る。
大気圏付近ではたくさんの脱出ポットが。
しかし、これを狙って連邦のGMやボールが次々と攻撃!
相手が無防備だと、GMもボールも強いつよい(^^;
一件以来、出動禁止になっていたヅダだが、ついに出動。
デュバル少佐と、そしてモニク自身もパイロットとして仲間の救援に向かう。
ジムを引き寄せ、高速で飛ぶデュバルのヅダ。追いつけないジムは次々にオーバーヒートして爆発。
デュバルのヅダもついに空中分解し宇宙の塵となる。
彼の殉職により、多くの脱出兵を救うことができたのだった。
監督の今西隆志が「挫折するプロジェクトX」と表現しているように、まさに精魂込めて作り上げたマシンが結局日の目を見ずに終わってしまうという悲しいお話です。
たくさんのモビルスーツやモビルアーマー開発史にウラにはこういうドラマがあったんだなぁと、考えさせてくれる作品です。
第603技術試験隊の活躍は続編の『MS IGLOO -黙示録0079-』でも描かれるのですが、さらに…
アナベル・ガトーに巨大モビル・アーマー「ノイエ・ジール」を持ってきたのもオリヴァーとモニクだったことが判明っ!!(^^
つながるぞ~ いろんなガンダム作品、どんどんつながっていくぞ~!