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『りぼん』の歴史と『増田』の歴史

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今日は久しぶりに秋田県横手市へ行ってきたよ~

お目当てはコレ!
「増田まんが美術館」の企画展示『りぼんの付録展』!!

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ただいま美術館はリニューアル工事中のため、今回の会場はコチラ!
「旬彩みそ茶屋 くらを」さん。手前がお店、奥がギャラリーとなっています。

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明治前期に建てられた旧勇駒酒造は平成15年まで営業をしていましたが、現在はリニューアルされこのようになっています。
国の登録有形文化財に指定されています。

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こんな歴史あるところで、りぼんの付録(^^

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店舗脇の通路を奥へすすみ…

内蔵の中が展示会場!

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中は撮影禁止ですが…

以前紹介したりぼん60周年記念企画公式本『りぼんの付録 全部カタログ ~少女漫画誌60年の歴史~』に掲載されてた付録たちがいっぱい!

観光地ということもあり、お客さんもいっぱいでしたよ~
とくに東京から来たと思われる5,6人の奥様方、キャーキャー言いながら懐かしんでました(^^


最後、アンケートに答えると、まんが美術館オリジナル三平ポストカードがもらえるよ。

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さらに、毎年恒例の「みちのくマンガロードスタンプラリー」ことしも参戦しますた!

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いや~堪能した!
おっ、会場の外のマンホールを見れば、ここにも『三平』!

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さすが矢口高雄先生の故郷っす!


さて、会場が重要文化財と書きましたが…

そう!
この通り全体が『国選定重要伝統的建造物群保存地区』なんです。

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通称『増田の町並み』と呼ばれるこの通りには明治期からの蔵の町がたくさん残されているんです。

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無料公開、有料公開を含め、約20の蔵で見学が可能です。

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手前から山吉肥料店、山中吉助商店、旧平石金物店

山吉肥料店は横手市重要文化財、山中吉助商店は国の重要文化財。
旧平石金物店は現在、観光物産センター「蔵の駅」として公開。
JR東日本のCM『大人の休日倶楽部(増田の内蔵編)』で吉永小百合が訪れた内蔵はココです(^^

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手前から佐藤又六家、ひとつ置いて白壁の建物が旧田村薬局

佐藤又六家は国の重要文化財。

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正面二階部分を見ると家の中に蔵(内蔵)が建っているのがわかりますね。

ちなみに前述したCMでは、吉永さんがこの佐藤又六家と旧田村薬局をバックに歩いてます(^^


では数ある蔵から旧田村薬局さんを見学させてもらいます!
旧田村薬局は横手市の重要文化財。見学料は200円。

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繁栄を極めたころには秋田県南では一番の売り上げを誇ったといわれる名店ですが、現在は廃業し、一般公開しています。

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当時、一定の売り上げに達するとメーカーから特製の看板がポスターが送られました。

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正面中央の額装された2枚のポスター。
ひとつは津村順天堂の「中将湯」。バスクリンの元祖ですな。

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もうひとつはロート製薬の目薬。
額縁に「トーロ」の文字が彫られています。

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なんとこの2枚。各製薬会社から売上げ上位のご褒美に送られたものなのですが、印刷ではございません。
なんと一枚一枚丁寧に描かれた油絵なんです。
「中将湯」のほうには"大販賣 村田薬舗"と店名まで書かれています。
当時、この薬局がどれだけの売り上げを誇ったかが分かりますね~


この画像は哺乳瓶を集めたコーナー。
尿瓶みたいなのもあるけど、これも哺乳瓶です。

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店主が以前『なんでも鑑定団』にコレで出演したそうで、珍しいモノということで評価額は5000円だったそうです(^^;


この中に「首から上のくすり」という薬が入っています。

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歯痛、頭痛、眼通、はては脳の病気にまで効くと書かれてます。
あやしい薬です(^^;


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昔からのメンソレータムの容器、中将湯のマークの遍歴などが紹介されていました。


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昭和20年頃のレジ。
なんとこの通りの豪商たちが集まり発電所や銀行を設立。明治期のうちにはほとんどの店に電気が通っていたそうです。

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ノベルティもいろいろあるよ~

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サトちゃん、ケロちゃん


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アスパラ特製「忍者部隊月光」ノート!


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エリマキトカゲのプラモ(^^


それでは奥の方も見学させていただきましょう。

調剤室。

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冷所暗所でしか保存できない薬品を保存するための地下室。

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内蔵の2階へ。
アーチ状の天井に模様の入ったすりガラスなど、中は和洋折衷の建築。

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一階に戻り、内蔵の無い部分の上を見上げると…

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うわ~っ、天井が高いっ!


さらに奥の内蔵は、みそ蔵。

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味噌を入れていた桶が並んでいます。
左端の和傘には、かつてこの通りにあった料亭の屋号が。
当時の主人が借りて返し忘れたものだそうです(^^;

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さらに奥へ進むと外へ出ます。
昔は間口の広さで税金を徴収されていたため、そのぶん奥行きがあります。
この村田薬局は裏通りまで110mの長さがあります。
川も流れてます。

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一番奥、建物の下を川が流れてますね。
あの建物が「りぼんの付録展」の蔵。
付録の下には川が流れてたんですね~(^^

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いや~本当に貴重なモノを見せていただきました。

まだまだたくさんの蔵があります。
国の登録有形文化財に指定されている興文館東海林書店(明治18年開業)という本屋さんも気になるな~


宮城県を出発して、岩手県北上経由で秋田県横手へ。
帰りは横手から南下して山形県新庄を経由して帰ってきた。
一日で東北4県周ったよ(^^;

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