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Channel: こんなんみっけ
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もう見ないぞ!

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一回見ればいいという映画はいくつもあります。
それは駄作だからという作品がほとんどだけど、凄すぎてもういいという作品もあります。

久々に「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」を見ました。
2008年公開。一度見て、もう見ないと思った作品です。
2012年に亡くなった若松孝二監督の入魂の一作。

ちゃんと俳優を使って撮影した再現ドキュメンタリーとはいえ、その内容は壮絶すぎる。
見た後、数日は気持ちがどんよりしちゃう(^^;

上映時間は190分!
連合赤軍の誕生から崩壊までの過程が大きく分けて3部構成になっており、最初は赤軍に誕生、次に山岳ベース事件、そしてあさま山荘事件へと続きます。
なかでも12人がリンチで殺害された山岳ベース事件の描写は、ほんとに見てて辛い。
遠山美枝子を演じた坂井真紀の崩壊ぶりがハンパない!
本物じゃね~の!?って思っちゃうくらい、スゴイんです。

最後のあさま山荘事件の再現もスゴイよ。
若松監督、仙台の人で、鳴子に別荘を持ってた。
ここをあさま山荘に見立てて撮影してるんだけど、ほんとに壊しちゃった!

それくらい、この作品にかけてたんだなぁ。
っていうか、ほぼポケットマネーで作ったような作品だから、そうするしかなかったのかも。

佐野史郎もいい味だしてる。
原田芳雄のナレーションもいい。

というわけで、見ないと誓った作品ですが、見ちゃいました。
まだ、作品を思い出すと気が滅入る(^^;
画像も貼ろうと思ったけどヤメた。ますます思い出すから。

とてつもない低予算で作られた、とてつもない完成度を持った作品です。
もう見ないぞ!!

若松孝二監督が亡くなった時の記事↓
http://blogs.yahoo.co.jp/y_sirais/24074864.html

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