イラストレーターの安西水丸さんが亡くなられましたね。
71歳。まだまだ、たくさんの作品を見たかったなぁ…
安西さんは、漫画家としても活躍。
「ガロ」にたくさんの作品を発表しました。
初登場は1974年9月号。
嵐山光三郎原作の「怪人二十面相の墓」です。
雑誌の取材で訪れた九州の廃坑の町。
ここで見つけた「怪人二十面相信士」と書かれた墓。
この墓の真相を確かめるべく、町の鄙びたバーに足を運ぶ…
次はオイラが好きな作品のひとつ、75年10月号「花物語」。
神風特攻隊を描いた作品です。
まさか、あの休日が家族との最後の対面となるとは…
そして、出撃。
「そ~れ お先にいくぜ よ~そろ」
次の瞬間、機体は敵の戦艦に突撃しました。
もう一つ、オイラの好きな作品。
76年8月号の「テンテン天一のホロリ放浪記」。
季節の変わり目に生まれた天一くん。
とにかく親父はバクチ好きで貧乏。
あまりに貧乏でテレビに取り上げられたり、ちょっと有名に。
やがて妹が生まれ、さらに大変な家計。
そこに借金の取り立てが来るけど、天一くんが投げたナイフが刺さって死んじゃった。
一家はちりじり。お父さんも死んじゃった。
天一くんは、離れ離れになった母と思うとを探す旅にでました。
"バッドエンド"の作品でも、あまり悲しませないような終わり方がウマイんですよね。
もっともっと見たかったなぁ…
安西さん、ありがとう!!