久々の横手市増田まんが美術館!
リニューアルのため2017年4月1日より約2年のお休みをしていましたが、今年の5月1日に新たにオープンしました。
これまでは建物の約左半分が漫画施設でしたが、リニューアルによりすべてが漫画のための施設となりました。
所蔵作家数、所蔵作品数(約20万枚!)ともに世界一という、まさに世界一の漫画専門ミュージアムです(^^
現在、リニューアルオープン特別企画として開催されているのが「ゲンガノミカタ」。
矢口高雄、小島剛夕、高橋よしひろ、土山しげる、能條純一、東村アキコの作品から"漫画原画の見方"を焦点に解説する原画展です。
漫画の絵を観るだけではなく、余白に書かれた印刷所やアシスタントに向けた書き込み、修正だけではなくスクリーントーンや背景の上からホワイトで動きなどを表現する手法、時間経過とともに劣化していく用紙やセロテープ、スクリーントーンなど原画の中の"間"から垣間見る新しい発見。
これには意表を突かれました(^^
そして第2部では6人の作家ならでは視点から。
小島では劇画という表現方法。矢口の場合は漫画の中の"方言"。
高橋は漫画の中の動物などといったように各作家の特徴から漫画を読み解きます。
まさか『おぼろ十忍帖』(小島剛夕)の原画を見られるとは!
さらに…
さらに『銀河戦士アポロン』(海堂りゅう=土山しげる)の原画!!
そう!アニメ『UFO戦士ダイアポロン』の元になった作品ですヨ(^^
お次は常設展示。
リニューアル前に来館された方はご存じのように、あの螺旋の展示はそのままに展示作家がリニューアルされていましたよ~
こちらは撮影禁止なので…(^^;
館内のあちこちには、セリフがいっぱい!
トイレにも
ベンチまで!
2階の通路にあるお宝展示。
アオシマの三平や魚神さんのプラモデルも(^^
2階にはライブラリー。蔵書数は2万五千冊!!
沢山の漫画を読むことができます。
しかも寝そべって読めるマットまで(^^
作家名順なので、最近の作品の中にサンコミの『宇宙戦艦ヤマト』が普通にならんでます。
海外の作家の原画はこのライブラリーに展示されています。
手塚治虫や、地元出身の漫画家作品はライブラリーとは別の場所に用意されています。
約20万枚の所蔵と前述しましたが、もちろんすべてが常に展示されてるわけではありません。
この美術館がある増田は"蔵の町"としても有名ですね。
1階にはこの蔵をモチーフにした"マンガの蔵展示室"があり、その巨大な収納庫を見ることができます。(中には入れません)
さて、マンガカフェで昼食です(^^
壁面には来館された作家の直筆イラストはメッセージが!
やっぱりご当地作家のスペースは大きいですね~
今回注文したのは…
人気第2位の「ウォォォーチーズカレー」(サラダつき)!
そして第1位の「WEEDのとろり卵のオムライス」(^^
コラボソーダから、おせんさんのピーチソーダ。
ちょっとしたお土産ができました(^^
いや~満足マンゾク!!
ここから数百m離れた七日町商店街。
前述した"蔵の町"です。
この歴史的蔵群のひとつで開催中なのが「能條純一作品展」。
まんが美術館第2会場ですな。こちらは無料で見ることができます。
国の登録有形文化財での展示ですよ~
有名すぎる一枚!
さて、美術館で買ったコレ。
はやくも来館者数4万人突破記念ということで急遽作られた福袋。
内容は「きんたろうあめ」。
中にはご当地作家の作品から
『釣りキチ三平』(矢口高雄)の三平
『味いちもんめ』(倉田よしみ)の伊橋悟
『銀牙伝説WEED』(高橋よしひろ)のウィード
『瑠璃と料理の王様と』(きくち正太)の瑠璃
の顔が描かれています。
コロンバンとのコラボクッキー。
美術館のデザインとロゴが描かれています。
そして、リンゴの産地でもある増田の特産品からリンゴジュース(^^
ウマいっ!!
さて、館内で無料で配布されるオフィシャルガイド。
広げて裏を見ると…
おせんさんのポスター!
約A2版とそこそこデカいです(^^
一緒に行った連れはウィードだったのでご当地作家のバージョンがあるみたいですね~
では、気になった他地域での漫画関連イベントを紹介。
北九州市漫画ミュージアムでは『横山宏のマシーネンクリーガー展』が開催中!』
あっ、今日までだった(^^;
明治大学の米沢嘉博記念図書館では『三原順 カラー原画展』!
42歳の若さで逝った天才の原画っ!
「はみだしっ子」もあるかな~
新潟市マンガの家では『パタリロ原画展』!
なんと魔夜峰央原画展の全国巡回が決定となっ!?
そして、横手市増田まんが美術館の次回企画は『鋼の錬金術師展』!
おまけ
蔵の町がある七日町商店街の駐車場に、キカイダーみたいな防火貯水槽を発見。
その後方のフタには消防車っ(^^
増田町。
いろいろと楽しめます(^^