1979年の香港映画『三十六迷形拳』です。
親の仇のために、修行して強くなるっていうありがちなカンフー映画。
オイラが持ってるのは英語版で「The 36 Crazy Fists」というタイトルになってます。
ちょっと加工してますが…タネあかしは後ほど(^^;
出演はしてませんが、武術指導はジャッキー・チェン。
時期的には『師弟出馬ヤングマスター』撮ってるころ。
さて、あらすじ。
主人公の大剛(トニー・リャン)がチンピラにからまれていた。
そこへ通りかかった二人の僧侶に助けられる。
大剛は妹の恵珠(ミッチェル・イム)と二人暮らし。
父はやはりチンピラたちに殺されてしまった。
話を聞いた二人の僧侶は仇討のために強くなりたい大剛を少林寺に連れて行く…
いや、この映画では少林寺ではなく笑林寺(^^;
大剛はここの四徳(クー・フェン)に入門を許可され、"笑林三十七房"で下積み生活を送りながら拳法を学ぶのだった。
水汲みの修行中、乞食の老人(チャン・チェン)とその弟子・沈浩強(リュー・チャーユン)に出会い、笑林寺とは違った拳法を学ぶ。
さらに寺では兄弟子たちからも拳法を学んでいく。
強くなった大剛。
中ボスクラスを次々に倒し、ついに大ボス登場!
中ボスクラスを次々に倒し、ついに大ボス登場!
『クレージー・モンキー笑拳』でもラスボスを演じたヤム・サイクンが大ボス・巫道徳を演じてます。
大剛が苦戦!
沈浩強も加勢に加わります。
こうしてついに巫道徳を倒し、ハッピーエンド(^^
実はこれだけだったらよくある香港映画で済んだんだけど…
この映画の監督は陳誌華。
陳誌華といえば、『少林寺木人拳』以来、ずっとジャッキーを映画を撮り続けてきた盟友。
そんな彼の作品だから協力してあげたんだけど…
そんな彼の作品だから協力してあげたんだけど…
というわけで、最初のタイトル。
モザイクをとると…
『JACKIE CHAN'S THE 36 CRAZYFISTS』!
そう、ジャッキー・チェンの作品になってます。
実は監督の陳誌華がメイキングも撮影してたんです。
で、ジャッキーの美術指導の様子を映画の冒頭に入れちゃった。
当時のプロフィールではタバコは吸わないと言ってたけど…
咥えタバコで指導中のジャッキー(^^;
まぁ、移籍問題なんかでゴタゴタしてた時期だからねぇ…
というわけで、その後はジャッキー・チェン出演映画としてビデオやDVDが出回る始末。
さすがにジャッキーも怒ったらしいです。
とはいえ、その後もジャッキーと陳誌華のコンビは次々と映画を作るわけで、そんなに後を引くような喧嘩でもなかったみたいですね(^^