以前、東京タワーの記録映画を紹介したけど…
今回はスカイツリーっす。
っていうか、一般劇場公開されて、しかも舞台挨拶まであったとは知りませんでした(^^;
というわけで『劇場版 東京スカイツリー 世界一のひみつ』(2012年)。
実はスカイツリーが完成して、634mの先端に関係者が登って記念撮影したとき、これを祝うかのように一羽のハトが現れたんです。
この映画、このハトの目線でナレーション進行していきます(^^
子供から大人まで楽しめるようになってます。
業平駅前に広がる敷地。ここにスカイツリーが建ちます。
工事がはじまりました。奥をスペーシアが走っていきます。
なんで土台が東京タワーのように四角ではなく三角かというと、一辺の長さが一番長くとれて、強度も上がるから。
このような枝のついた円柱の鋼材が36,000ピース！
これを組み合わせていきます。
東京タワーの頃と比べるとだいぶ安全だね～
東京タワーの工事風景や竣工式の映像も紹介されてます。
スカイツリー建設のために開発されたタワークレーン。
最新の機器を搭載されたこの中には、トイレもエアコンも完備。
食事もここでできます(^^
(ようは、丸一日ここに監禁されるわけっす)
クレーンで運ばれるこの丸い部品。
これを組み合わせると…
展望回廊！
2010年12月。タワーの本体が完成。
その高さ、495m。
しかし、まだまだ先があります。
この上のさらにアンテナ(ゲイン塔)を立てなければなりません。
これ以上高いところ(=風が強いところ)では溶接の精度が低下することから、ゲイン塔は地上で作られます。
ツリーの中央部は中空になっており、ここで作られたものをワイヤーで引き揚げていきます。
しかも上にいけばいくほど、空間は狭くなりツリーとゲイン塔の隙間は7cm！
慎重に吊り上げていくんだけど…
タワーは日光を浴びると膨張し、日蔭のほうに傾いちゃう！
日光を浴びないゲイン塔はまっすぐなまま。
ころあいを見ながらゆっくり上げていきます。
さて、このスカイツリー。
なんと2度の倒壊の危機があったんとはっ！？
2011年元日。
この日も工事は続いていました。
なんと吊り上げていたゲイン塔が回転っ！
タワーとゲイン塔を支えていたジャッキと最大80cmもずれちゃった。
もしジャッキからゲイン塔が外れたら大惨事でしたが、なんとか補強に成功しました。
ゲイン塔も下部は次第に太くなっていきます。
2011年3月11日。
この日はタワーとゲイン塔を支えていたジャッキを大きなものから小さなものに交換する日。
慎重に大きなジャッキを外していきます。
しかし東日本大震災がタワーを襲います。
高層部での揺れは相当なもの。
全員一旦避難しますが、その間ゲイン塔はワイヤーでつるされたまま。
度重なる余震のなか、固定するために再びタワーに登る人たち。
無事固定されました(^^
そして2011年3月18日。ついにゲイン塔が完成。
世界一の高さに達しました。
19日の深夜、最後の作業。
複数のジャッキを操作し、中心をとります。誤差は半径6cm。
日光による膨張を防ぐため深夜の作業となります。
高さ634mで半径6cm。
2階建ての家だと0.8mmの誤差に相当するそうです。
これでついに完成です！
陽が明けて、先端に登ります。
この高さだと地球の丸さがわかるんですね～
先端から下を見下ろします。
展望デッキでさえ、あんなに下のほう！
4年の工期の末完成したスカイツリー！
しかしっ！
業平駅が、とうきょうスカイツリー駅に改称したこと、
そして、スカイツリーにはウルトラマンショップがあるのに『ウルトラ怪獣散歩』の収録がNGになったことだけは解せませんっ！！