今日は1974年春の『東映まんがまつり』を一気見!
豪華6本立てです(^^
まずはメイン上映だった『きかんしゃやえもん D51の大冒険』。
原作は阿川弘之・岡部冬彦の絵本ですね(^^
ご老体のD51型蒸気機関車やえもんの声は熊倉さん(^^
やえもんを動かしてるのはネズミの家族です。
ある日、運行中のやえもんは調子が悪くなり止まってしまう。
しかも踏切で!
これにより、道路は大渋滞。
みんなに迷惑をかけてしまいます。
車庫に戻ると、若い列車たちからも怒られる始末。
とうとうディーゼル機関車のハイハイに牽引されて、山奥の路線に転居することに…
ときどきアニメから実写に変わったりします(^^
それを知った正君たちは、大好きなやえもんに会いに行きます。
遠い道のりを歩いて、しかも親に内緒で山奥まで会いに来てくれた正君をやえもんが送り届けることに。
そこに後ろからハイハイが「どけどけ~っ!」と猛スピードでやってきた。
負け時を顔を真っ赤に頑張るやえもん。
しかし、頑張りすぎて火の粉をハイハイにかけてしまった。
ハイハイは大やけど。
おまえなんか、スクラップになってしまえっ!!
ついにやえもんの今後を決める会議がはじまってしまいました。
そこへギャングが現れた!
ギャングは未使用の切符をたくさん奪うと、ハイハイに乗りこんで逃げました。
(お金じゃないとこが子供漫画だね。この切符でいろんなトコにただで行くのが狙い)
ギャングは運転なんか知らないから、運転台のいろんなトコをいじっちゃう。
猛スピードで崖っぷちを爆走するハイハイ!
ほかの若い列車はおびえて、ハイハイを助けに行こうとしない。
怒ったやえもんがついに動き出した!
必至に追いかけ、ハイハイをキャッチっ!!
ギャングはつかまり、ハイハイも助かりました。
やえもんを見直した若い列車たち。
やえもんはスクラップにならずに、鉄道公園で子供たちのために働くことになりました。
めでたしめでたし(^^
2009年の『とびだす!3D東映アニメまつり』では、デジモンや鬼太郎と合わせてリメイク版が上映されました。
二本目は『マジンガーZ対ドクターヘル』。
テレビ版第57話「Dr.ヘル日本占領」のブローアップ版です。
甲児は、さやかやボスに対して不満を爆発させていた。
彼等を足手まといだという。自分さえいれば、もっと簡単に的を倒せると…
一方、超合金Zを手に入れたDr.ヘルは、これを使って機械獣バルモスQ7を建造。
そして、ついに捕獲されるマジンガーZ!
マジンガーのいない、無防備となった光子力研究所は、ついにDr.ヘルに占領されてしまった!!
そこに登場したアフロダイAとボスボロット!
このコンビの活躍でマジンガーZも敵基地から脱出!
光子力研究所の奪還に成功します。
自分ひとりの力だと思っちゃダメですよっていう教訓ですね(^^
三本目は『飛び出す立体映画イナズマン』。
戦闘シーンになると、主人公の渡五郎が出てきて「さぁ、メガネをかけて応援しよう!」(^^
一作目『イナズマン』から、二作目の『イナズマンF』への橋渡し的作品。
でも、テレビ版とは別の展開です(^^
3Dの場面はモノクロ。
サナギマンはカラーでは出てきません(T_T
これまでの敵・新人類帝国ファントム軍団の前に、新たな強敵が現れる。
その名もデスパー軍団!!
ついに一人になってしまったファントム軍団の帝王バンバは火炎ファイターに変身してイナズマンに決戦を挑む敗れる。
新たな敵・デスパー軍団を支配するガイゼル総統は、ミサイルデスパーを率いてイナズマンに勝負を挑む!
ガイゼル総統。ヒトラーをイメージさせるだけあって、デスパー軍団の戦闘機はコメート(^^
ついにデスパー軍団が襲ってきた!
頑張れ!イナズマンっ!!
四本目は『仮面ライダーX』。
第3話「暗殺毒ぐも作戦!!」のブローアップです。
ある男を追っていた国際警察の捜査官。
しかし捜査官は男に殺されてしまう。
捜査官の死に際に男は自分の目的を話す。アダブ王国の石油大使暗殺!
そしてこの男の正体こそ、GODの怪人ヘラクレスだった!
ついに石油大使に近づく男。
しかしそこにXライダーが立ちはだかる!!
ついにヘラクレスの野望は打ち砕かれるのだった!
さて、ヘラクレスの人間態を演じた浜田晃。
『シン・ゴジラ』では河野純総務大臣を演じてましたね~(^^
ここからは少女向け作品。
五本目は『ミラクル少女リミットちゃん』。
第5話「ぼくのおヨメさん」のブローアップです。
原作は巨匠・永島慎二っ!
オープニングのリミットちゃんのセリフはテレビ放送時とは変更されています。
リミットちゃんの幼馴染み信子の弟・友男はバス停で逢った女の子に一目ぼれ(^^
それを知ったボスは、怒って友男に殴りかかる。
それを止める信子だが、ボスの怒りはおさまらない。
実はあの女の子はボスの妹・綾子だった!
兄とはデキがあまりに違うので、ボスは内緒にしていたのだ。
その秘密をリミットちゃんだけが知ることに。
一方の友男。
綾子に誕生パーティーに呼ばれて大喜び。
ボスも綾子の友達が来るということで身なりをキチンとしてワクワク。
そう!友男は、まさか綾子の兄がボスだとは思ってもいない。
ボスも、綾子のボーイフレンドが友男だってことは知らない。
そしていざ誕生パーティー。
まさかの自体に二人は喧嘩腰…
泣きだす綾子。
「誕生日なんてこなくればよかったのに!」
リミットちゃんの提案で、二人はお互い初めて会ったという設定で改めてパーティーを開始。
しかし、うまくいかない。
結局、リミットちゃんの魔法で…
ちょっと魔法が強かったかも…(^^
ラスト。六本目は『キューティーハニー』!
第12話「赤い真珠は永遠に」をブローアップ上映。
ハニー。今日は豪華客船でのファッションショーのアルバイト。
ここで「人魚の涙」という宝石がお披露目されます。
しかし、このモデルが倒れてしまい、ハニーが代役に。
そこにシー・パンサーが出現!
「その人魚の涙がなぜ赤いのか知っているのか」!!
人魚姫伝説。
漁師の網にかかった人魚は、見世物にされそうになる。
彼女は必至に拒み、一粒の涙を流しました。
落ちた涙は赤い真珠に変わりました。
漁師たちは、もっと泣かせて真珠をわが物にしようとしますが、赤い真珠はその一粒だけでした。
そして人魚は漁師たちに殺されてしまいました。
シー・パンサーは、あの人魚の姉だったのです。
復習のため、パンサー・クローの手下として改造されたのでした。
それを聞いたハニーは、おまえとは戦いたくないと話します。
しかし、シー・パンサーは聞き入れません。
とうとうハニーはシー・パンサーを倒します。
そして人魚の涙を海に帰すのでした。
今頃、二人の姉妹の魂は海の中であの宝石を大事に守っていることでしょう。
そしてエンディング「夜霧のハニー」へと移るのですが…
実はローカル局では30分番組だったのに対し、キー局は26分番組だったんですね。
したがってキー局での放送ではこのエンディングが無かったんです。
首都圏の子供たちは、この映画ではじめて「夜霧のハニー」を聴いたのでした(^^
いや~、いま思うと約4時間って長いね~
たしかに、ずっといい子で席に座って見てた記憶はないわ~(^^;
数年前に「東映まんがまつり」のDVDがシリーズ化されたけど、この74年春のは商品化されてないんだよね~
東映チャンネルで一度放送されたきりだもんね。
まだ商品化されてないものもリリースしてほしいな~