俳優のジョン・ハートさんが亡くなられましたね。
彼を偲んで、今日はコレ見ました。
デヴィッド・リンチ監督の1980年の作品『エレファント・マン』です。
19世紀末のロンドン。
興行師バイツの見世物小屋では「エレファント・マン」と呼ばれる奇型な人間が話題になっていた。
興行師バイツの見世物小屋では「エレファント・マン」と呼ばれる奇型な人間が話題になっていた。
彼の名はジョン・メリック(ジョン・ハート)。歳は21歳。
彼の頭蓋骨は極度に拡張し、右腕が動かず、背骨は湾曲しており、体の90%はこぶで覆われていた。
普段は頭から布を被っている。
医師のトリーヴス(アンソニー・ホプキンス)は彼を引き取る。
ジョンも次第にトリ―ヴスに心を開き始め、会話もできるように。
トリーヴスはジョンをいろいろな人に会わせる。
はじめは怖がる人たちも、次第に彼の純粋な心にひかれていく。
やがて、大女優のケンドール(アン・バンクロフト)までが心を開く。
しかし、それをよく思わないのが興行師のバイツ。
彼はジョンでもう一儲けしようと拉致。
ふたたび見世物に…
脱走を図るジョン。
布を被って逃げていたが、それも外され素顔のまま逃亡。
やがてたくさんの民衆に囲まれる。
ジョンは叫ぶ。
「僕は動物じゃない!僕は人間なんだ!!」
ジョンは警察に保護され、ふたたびトリーヴスのもとへ帰る。
そしてついにケンドールの舞台を見ることができるのだった。
いやぁ、泣ける!いい作品です。
あれは、忘れもしない小学6年生のある月曜の夜。
月曜ロードショーではじめて見たんです。
あのころはジョンの顔が、ただただ怖くてね。寝れなくなりました。
ホント、トラウマですよ。
でも、いま改めて見ると…これは一度は見て起きたい作品ですよね。
いろいろ考えされられます。
なんたって、これは実話ですから。
ジョンのことはWikipediaにも出てる。正確な名前はジョゼフ・メリック。
画像を検索すれば、実際の姿なんかも見られます。
メリックは生前、自分の遺体を保存し病気の原因を解明してほしいと言い残しており、1890年28歳で亡くなった彼は、その後も研究が続けらています。
現在では彼の病気はプロテウス症候群との見方が強くなっており、2012年からはDNA鑑定をはじめ本格的なプロジェクトがはじまりました。