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久木田律子「海におちた星」

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久々に号泣した!

りぼん1977年8月号の付録、久木田律子先生の「海におちた星」です。

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小学6年のまさると、妹のゆっ子は大の仲良し。

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来週は家族で海に行く予定でした。
しかし…両親は交通事故に遭い亡くなってしまいます。

まさるは親戚の家へ引き取られることになりますが、ゆっ子は施設へ送られることに。
二人は親戚の家を逃げ出します。

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海辺の小屋。
二人はここで暮らすことにします。

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年齢を偽り、市場で働き始めるまさる。

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酒が大好きなゴンさんとコンビを組みます。

酔ってまさる達の小屋に止まったゴン。
目を覚ますと、ゆっ子が熱を出していた。

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幸い風邪ですみ、二人はゴンさんの家に厄介になります。

ある日、まさるはお給料でゆっ子に洋服を買ってあげます。
その服を着て、夕飯の買い物に行くと親切なおばさんに出会います。

おばさんの旦那さんはお医者さんで、幼い娘を亡くしていました。
夫婦は亡くなった娘をゆっ子とダブらせていました。

ゆっ子は夫婦の家に遊びに行くようになります。
そしてお手伝いをして、おこずかいをもらうのでした。

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自分は安月給で一生懸命働いているのに、自分は裕福な家で楽しんでいる…
まさるは、ゆっ子にもうあの家には行くなと怒鳴ります。

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実はゆっ子はお金をためて、まさるの誕生プレゼントを買おうとしていたのです。

ゆっ子の気持ちを知り、わかり合う二人。

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ところは今度はまさるが倒れてしまいます。
実は少し前から時々めまいがしたり、吐いたり…

そして病名は…

結核。

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もう死期はせまっていました。

先生ありがとう…
ゆっ子…いい子に…

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まさるはついに息を引き取りました。

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やべ~っ!
何十年ぶりかで読んだけど、やっぱ泣ける~っ!!
この記事書いててもウルウルきちゃうもん。

久木田律子先生は、『遥かなる甲子園』『どんぐりの家』『そばもん』などの山本おさむ先生の奥様。正確には奥様だった方。
20代のころからネフローゼ症候群を患っており、闘病のすえ2002年に51歳という若さで他界されました。

それも知ったうえで、読み直すと感動もひとしおです(T_T

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