先日紹介した「りぼんの付録 全部カタログ」。
この中で紹介した"別冊カラーシリーズ"。
この"別冊カラーシリーズ"は、りぼん1963年5月号から1969年9月号まで、ほぼ毎月にように付いていた別冊ふろくです。
毎号さまざまな漫画家が約130ページにおよぶ作品を描いていました。
今回はこの中から、とくにユニークな一冊を紹介。
1968年12月号の「聖ハレンチ女学院」です。
描くのは赤塚不二夫、芳谷圭児、そして古谷三敏。フジオプロ作家三人の共作です。
さて、「聖ハレンチ女学院」。
あっ、ハレンチ学園みたいなエッチな漫画じゃないですよ~(^^;
上流階級のお嬢さまたちばかりが通う、聖花ヶ丘女学院。
ここにメリーという女の子が転校してきます。
このぺージを見て、どれが誰が描いたキャラか分かるかな~(^^
しかし、実は超おてんば娘でした(^^
みんなに漫画を見せたり、貧乏人を軽蔑するような授業に反対したり、茶道のお茶を酒に入れ替えたり…
しだいにほかの生徒たちも活発な女の子に変化していきます。
ある日、学園にギャングが侵入。みんなで力を合わせてこれを退治します。
そして校長もメリーたちのやりかたを認めるようになります。
実はメリーの正体はフラワー国の王女・マンガレットだったのです!
こうして女学院は上流階級だけど、活発な女の子が集う学校となったのでした(^^
赤塚不二夫は今年、赤塚不二夫生誕80周年ですね~
芳谷圭児はフジオプロでも劇画を得意とする方で、「高校さすらい派」は森田健作主演で映画にもなりましたね。
古谷三敏は「ダメおやじ」「BARレモン・ハート」が有名ですね(^^
昔は本誌よりも、こういう別冊ふろくが楽しみだったよね~