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北海道ちほく高原鉄道に乗ってみよう! その2

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この書庫は、以前HPで公開していた記事を再掲載したものです。
内容、文面は当時のまま再録しています。
この記事の前に、こちらをご覧ください↓
「北海道ちほく高原鉄道に乗ってみよう! その1」

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2005年10月6日(二日目)
 
さぁ、いよいよこの日を迎えました。
ついに今日は北海道ちほく高原鉄道に乗車です!
できれば「銀河鉄道999号」に乗りたいな~
 
7:04。札幌駅発の「スーパーおおぞら1号」に乗車します。
 
イメージ 1
スーパーおおぞら1号(キハ283)。車体には"FURICO"の文字
 
この列車はカーブでも速度を落とさずに走行できる"振り子式特急"です。
カーブに来ると車体を自動的に傾けて走行します。

さて、この列車で「北海道ちほく高原鉄道」の始発駅・池田へ向かいます。

さて、車内販売で楽しみにしていたのが、よつ葉乳業の「バニラアイスクリーム」!
北海道でしか食べられないもんね。
「バナナ饅頭」も購入したかったのですが、毎週木曜日は購入不可。残念…
 
イメージ 12
"よつ葉"の「バニラアイスクリーム」

しかし、この列車。よく揺れます。振り子とは関係なく揺れます(^^;
トイレに入ったのですが、もう大変です。焦点が定まりませんっ!
 
この区間には「東追分」という秘境駅や、多くの信号場などが存在するのですが、さすがに特急からの撮影はムリでした~

札幌を出て2時間半。帯広を過ぎ、いよいよ池田に到着。
 
イメージ 23
池田駅

池田といえばワイン!
この駅には「十勝牛のワイン漬けステーキ辨當」と「親子辨當」という駅弁があります。
これらのお弁当は池田駅前にあるレストラン&ホテル「よねくら」さんで製造販売しています。
しかし、どちらも予約をしないと購入することができない貴重な弁当なのです。
私も予約しようとしたのですが、木曜日は定休日で販売できないということであきらめたのでした。
そう、先ほど出てきた「バナナ饅頭」も「よねくら」さんの商品なのです。
弁当は残念でしたが、池田駅のKIOSKで「バナナ饅頭」を購入することができました!
 
池田町銘菓「バナナ饅頭」
 
その後、リベンジしてゲットした「十勝牛のワイン漬けステーキ辨當」
 
イメージ 33
池田駅前の「よねくら」
 
ここ、池田駅が北海道ちほく高原鉄道の始発駅です。
ここから終点・北見まで北海道ちほく高原鉄道の旅が始まります!

 
イメージ 35
北海道ちほく高原鉄道のCR70-7
 
残念ながら「銀河鉄道999号」ではありませんでした…
でも、しっかりとこの路線を堪能したいと思います!

この路線には秘境駅が8つも存在します。
が、今回乗車する列車は一部の駅を通過してしまいます。無事すべてカメラに収めることができるのか!
 
9:55。いよいよ池田駅を出発!
 
イメージ 36
秘境駅ランク78位の様舞は通過

途中、本別で列車交換のためしばし停車。
 
イメージ 37
本別駅

さぁ、秘境駅。どんどん行きます。
 
イメージ 38
秘境駅ランク89位の西一線も通過
 
 
イメージ 39
秘境駅ランク23位の塩幌もまた通過
 
イメージ 2
秘境駅ランク32位の笹森もまたまた通過
 
 
そして、秘境駅ランク25位の薫別駅。
 
イメージ 3
ホームの向こうに見える小屋が待合室
 
イメージ 4

この駅は秘境駅訪問家・牛山隆信氏の著書「もっと秘境駅へ行こう!」の表紙も飾った駅。
ホームからやや離れたところにポツンと待合室があるステキな駅です。
 
 
イメージ 5
秘境駅ランク65位の分線は映画「GTO」のロケ地
 
イメージ 6
秘境駅ランク14位の川上
 
イメージ 7
秘境駅ランク136位の豊住

この日の列車は、高島から小学生が先生に引率されて乗ってきたり、陸別から観光団が乗ってきたりと一時は身動きできないほど混雑しました。
車窓からの紅葉もすばらしく、まったく廃線となってしまうのが残念でなりません。
12:54。ついに終点の北見に到着してしまいました。
 
北見駅ではこの後、置戸へ向かう列車が待っていました。
おっ!「銀河鉄道999号」っ!!
「999イエロー号」です!さすが「ふるさと銀河線」の愛称をもつ「北海道ちほく高原鉄道」です。
ちなみに「999ホワイト号」もあります。違いはメーテルの髪の色。
 
イメージ 8
メーテルの髪の色が黄色なので「999イエロー号」
 
イメージ 9
 
イメージ 10
「999イエロー号」の顔
 
イメージ 11
北見駅

ここから、13:21の石北本線に乗換え遠軽へ向かいます。
 
イメージ 13
石北本線のキハ40
 
おっ!こちらの列車と同時に、「999イエロー号」も発車。しばらく並走して走ります。

 
イメージ 14
JRのほうが早かった…
 
さよなら北海道ちほく高原鉄道!
さよなら銀河鉄道999!!

 
イメージ 15
留辺蕊では下りのオホーツクと列車交換。

金華でも列車交換でしばし停車します。
 
イメージ 16
金華駅

金華と次の生田原までの駅間は15kmもある峠越えで常紋トンネルがあります。
 
1914年に開通した常紋トンネル。
また、凄惨過酷なタコ部屋労働で建設されたことでも有名で、1970年の改修工事の際、壁から立ったままの人骨が発見されるなど、まさに”人柱”が使われていたのです。
 
そして1980年、この駅の近くに殉職者追悼碑が建立されました。
 
イメージ 17
 
そしてこのトンネルの手前にある巨大な遺構が「常紋信号場跡」です。
 
イメージ 18
 
イメージ 19
 
イメージ 20
常紋信号場跡。奥に常紋トンネルが見えます。

長い長いトンネルを抜け、二つ目の駅・生野。
 
イメージ 21
生野駅

生野は秘境駅ランク40位の駅です。
シンボル(?)だったマイクロバスの待合室は撤去され工事していました。
このまま開発されると秘境駅ではなくなってしまいますね。

 
イメージ 22
遠軽駅

この駅でスイッチバックし、旭川方面へ。
 
イメージ 24
かつては、この先に名寄本線が延びていました。
 
遠軽の次の駅、新栄野も秘境駅です。
 
イメージ 25
秘境駅ランク47位の新栄野
 
丸瀬布駅を出発した直後、列車が急停車。どうやら線路上にシカがあらわれたらしいです。
さすが北海道!
 
さて、ここからは"白滝シリーズ"に突入です!!

 
イメージ 26
秘境駅ランク22位の下白滝
 
イメージ 27
秘境駅ランク16位の旧白滝

白滝駅を過ぎ、その次の上白滝は一日一往復しか列車が停まらない秘境駅。
 
イメージ 28
秘境駅ランク30位の上白滝

またも列車が急停車!シカ第2弾です(^^;

上白滝と次の上川までの駅間はなんと国境峠越えの34km!!
以前はこの間にもいくつかの駅がありましたが、現在、その跡は信号場や保線係の詰所などに使用されています。
 
イメージ 29
奥白滝信号場

上越信号場では列車交換のため10分近く停車しました。
 
イメージ 31
上越信号場

上越信号場出発後、またまた列車が急停車!シカ第3弾です(^^;
 
イメージ 30
中越信号場

 
19:50。旭川に到着。寒い!!
(夜のニュースで知ったのですが、この日、旭川では初霜がおりました。)
イメージ 32
旭川駅

いよいよ本日最後の列車に。
昨日同様、最後は特急で締めます。
 
イメージ 34
本日の特急は「スーパー宗谷4号」

これで一気に札幌へ!!
札幌に到着したのが21:50。
 
明日はいよいよ帰路につきます…
もちろん鉄道を楽しみながら!
 
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8年前の、北海道ちほく高原鉄道乗車記第2弾です。
 
2006年4月、この北海道ちほく高原鉄道は廃止されてしまいました。
 
現在は、観光鉄道「りくべつ鉄道」として、陸別駅~分線駅の廃線区間を運行しています。
北海道ちほく高原鉄道の一部車両をはじめ、黄および白の999号も動態保存されています。
 

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