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北海道ちほく高原鉄道に乗ってみよう! その1

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この書庫は、以前HPで公開していた記事を再掲載したものです。
内容、文面は当時のまま再録しています。

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2005年10月5日~7日。北海道に行ってきました。
 
来年(2006年)の春、北海道で唯一の第3セクター鉄道が姿を消すことになりました。
池田から北見を結ぶ「北海道ちほく高原鉄道」。またの名を「ふるさと銀河線」。
当時の国鉄・地北線を引き継いだこの路線は全長が140kmあり、全国の第3セクターとしては国内最長の記録を持っています。

イメージ 1
ピンクのラインが一日目、青いラインが二日目、赤いラインが三日目。
二日目、三日目はそれぞれ、その2、その3の記事で紹介します。
 
 
2005年10月5日(一日目)
朝5:30一ノ関駅に到着。
5:43定刻より3分遅れて東京行きの「北斗星4号」が入線。
 
イメージ 2
北斗星号
 
これからこの「北斗星4号」が昨夜発った札幌に向けて出発です。
北斗星を見送って、そろそろこちらも…
 
5:52滝沢行きの普通列車で盛岡まで向かいます。
イメージ 5
東北本線701系
 
なんともすごい霧で徐行運転。約10分遅れて盛岡に到着しました。
 
仙台から秋田新幹線"こまち"とともにやってきた"はやて"が切り離されます。
この"はやて"はすべてE2系の1000番台が使用されています。
 
イメージ 15
 
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では、はやてに乗って八戸へ向かいましょう。
 
イメージ 22
東北新幹線E2系
 
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青森名物のリンゴをイメージしたロゴマーク
 
8:37。八戸駅に到着しました。
 
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東北新幹線、東北本線、八戸線、青い森鉄道の4路線が行きかう八戸駅
 
ここから東北本線に乗り換えて青森駅を目指します。
 
イメージ 26
東北本線701系
 
途中、廃線となった「南部縦貫鉄道」の始発駅でもあった野辺地に停車するのですが、もはや廃線跡を確認するのは難しくなっていました。かつての待合室も取り壊され跡形も無くなっていました(T_T
 
青森からは10:59発の津軽線に乗換え蟹田へ。
 
イメージ 27
津軽線の…また701系…(^^;
 
11:35。蟹田に到着。
蟹田は「本当に特急が停まる駅なの?」というような小さな町の駅です。
 
イメージ 13
 
イメージ 24
 
ここを出るといよいよ「JR北海道」の路線になります。
ここから「スーパー白鳥1号」で木古内へ。
 
イメージ 28
スーパー白鳥1号
 
いよいよ青函トンネルを通って北海道に上陸します。
 
さらば!本州っ!! 
 
次の停車駅はいよいよ北海道・木古内駅ですよ~(^^
 
この蟹田から木古内間は普通列車が走っていないため、「青春18きっぷ」などの乗り放題切符では特例として特急の自由席に乗車することができます。
あくまでも蟹田~木古内間のみなのでご注意を。
 
12:32。木古内駅着。
ついに北海道に上陸です。
このまま白鳥で函館まで行きたいのですが、乗り放題切符ではここまでしか乗車できません。
ということで北海道最初の乗換駅は木古内。ここも蟹田同様、特急が停まる小さな町の駅。
 
イメージ 29
 
ここからは江差線に乗換えます。本日最初の気動車キハ40に乗車し函館へ向け出発。
 
イメージ 30
江差線のキハ40
 

確か渡島当別~茂辺地間だったと思うのですが、庭に客車を2両も置いている家を見つけました。
うらやますぃ~。
  
函館では少し時間があったので路面電車に乗ることに。
函館市交通局の路面電車は4路線2系統が運行されています。
せっかくだからせめて一つの路線を制覇したい!ということで函館駅前から大森線に乗車。終点の松風町に向かいます。
…と書きましたが、じつはこの大森線。函館駅前と松風町の間には電停(路面電車の駅のこと)はありません。
おとなり同士の電停なのです。始発から終点までわずか500mしかありません(^^;
 
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函館駅前
 
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乗車した車両は3000形(3001号車)
 
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松風町
 
なにはともあれ、一つの路線を制覇し、松風町から徒歩で函館駅へ戻ります。
 
ここからは函館本線の池田園経由で長万部へ向かいます。
 
イメージ 3
14:40函館発、函館本線のキハ40
 
さて、函館本線ですが、七飯~森間はちょっと複雑…
 
イメージ 7
 
七飯から大沼の間には、仁山、渡島大野を通る本線と、途中駅がない新線があります。
基本的に下り列車は新線を通ります。
 
また大沼~森間には駒ヶ岳を経由する本線と、鹿部・渡島砂原を経由する砂原支線があります。
昼行特急は最短の本線を、夜行特急や貨物、普通列車はぐるっと回る支線を走ります。
 
今回はこの両パターンを制覇します(^^
 
さて、上記で七飯~大沼間は基本的に下り列車は新線を通ると書きましたが、幸いこの時間の普通列車は本線経由です。
 
さらに砂原支線経由なので向かって左側に大沼国定公園駒ヶ岳に見ることができます。
 
イメージ 6
 
途中の渡島沼尻駅は秘境駅としても有名です。
 
イメージ 4
秘境ランク122位の渡島沼尻駅
 
長万部駅の手前にある北豊津駅も秘境駅。
 
イメージ 8
秘境ランク29位の北豊津駅
 
約3時間かけて、17:43に長万部に到着。
もう日が暮れてしまいました~
 
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長万部駅…ピンボケ…
 
ここから室蘭本線に乗り換えます。
 
イメージ 10
室蘭本線のキハ40
 
ここから室蘭本線で東室蘭へ向かうのですが、この区間には秘境駅ランキング第1位の小幌駅があります。
この駅へは列車でしか行くことができません。ここへ向かう道路、歩道などは一切ありません。
しかも長いトンネルとトンネルの間に存在し、もちろん周辺に人家などはありません。
まさに何のために存在する駅なのか分からない駅なのです。
列車も一日に3往復ほどしか停車しません。

そんな小幌に停車する列車に乗り込んだのに…真っ暗でさっぱり分かりません…(T_T
 
イメージ 11
せっかく停車したのに…秘境ランク1位の小幌駅
 
19:21東室蘭到着。
 
イメージ 12
東室蘭駅
 
ここからは711系で苫小牧へ。
 
イメージ 14
室蘭本線の711系

さらに苫小牧から室蘭本線の終着駅・岩見沢へ向かいます。
 
イメージ 16
苫小牧駅
 
イメージ 17
21:31苫小牧発の室蘭本線のキハ40
 
22:57。岩見沢に到着。今日一日で室蘭本線制覇しました(^^
 
岩見沢駅は2000年12月に火事で駅舎が消失。直ちにプレハブの駅舎が作られたのですが、なんと未だにプレハブでした。
 
イメージ 18
岩見沢駅

一部、新幹線と白鳥に乗ったもののほとんどが各駅停まりの普通列車でここまできました。
さすがに疲れましたが、もう一分張り!

さぁ、本日最後の列車は、L特急ライラック22号。
本日の旅のしめくくりは豪華に特急で札幌入りします。(←たいして豪華じゃないですが…)
 
イメージ 19
ライラック22号

23:30。やっと札幌に到着しました!
朝5:52に出発してから約17時間30分かけてやっとです。
 
イメージ 20
札幌駅
 
とっくに駅弁屋はしまり、結局ローソンで弁当を調達し、今回の宿、東横インに向かうのでした…
 
さて、明日はいよいよ北海道ちほく高原鉄道ですよ~!
 
つづく
 
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8年前の記事です。
この間にも、鉄道事情は大きく変わりました。
 
一番最初に登場した北斗星。2008年からは一ノ関には停車しなくなってしまいました。
 
当時は東北新幹線は八戸止まりでしたが、2010年に新青森まで伸延したことにより、八戸~青森の東北本線は、第三セクターの「青い森鉄道」に移管されました。
 
木古内から乗車した江差線は、木古内から日本海側の終点・江差駅までの区間が2014年5月に廃止することが決定しています。
 
岩見沢駅は2007年、新たな駅舎が完成しています。
 
いよいよ次回は「北海道ちほく高原鉄道」に乗車します。
この路線は2006年4月21日をもって廃止されてしまいました。
 

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